契約時に必要な書類と費用

契約に必要な費用
いよいよ良い物件をみつけたら、自分が借りるという意思表示の為にも手付け金を払っておきます。これは通常1ヵ月程度。のちのち保証金や敷金に充当されますから損はありません。契約時には敷金(家賃の3ヵ月分より)さらに前家賃1ヵ月分と仲介業者の手数料(通常家賃の1ヵ月分)を用意します。契約時に必要な前家賃は、日割り計算となります。
契約書は通常2通作られます。あなたの分が1通、貸主に1通です。それぞれ所持保管して、トラブル回避に努めましょう。
鍵は、契約が終了し、家賃の支払いが完了した時点で手渡されます。

契約に必要な書類
1 あなたの住民票・印鑑(または印鑑証明)
2 保証人と保証人の印鑑あるいはその証明
3 貸し主によっては、収入証明書の提出を求める場合もあります。
2 の保証人については、もし万が一のことがあった場合に、あなたに代わって債務を履行する人のことですから、親族になってもらうのが無難かもしれません。

賃貸住宅を借りる為に知っておきたい不動産表示

家 賃
貸主に支払う家賃料は1ヵ月分が基準です。前家賃のところがほとんどです。

共益費
アパート・マンションなど集合場所住宅では、エレベーター、廊下(またはそのための照明)などいくつかの共用部分があります。それらの管理に必要な費用が共益費(あるいは管理費・雑費)と呼ばれるものです。これは家賃と同時に支払います。

敷 金
家賃の将来の支払いを保証するために預けておく金額のこと。賃料の支払いを怠った場合は敷金から差し引いて充当されます。この時、住まいの損傷などの損害額は敷金から差し引かれます。家賃の3ヵ月分が一般的。

礼 金
礼金は、貸主に対して払うべきもので、解約時にも返済されません。

保証金と償却
保証金は、ほぼ敷金と同じ性格を持ちます。家賃不払い時には充当されますし、損害弁償にも当てられます。ただ敷金は礼金とあわせて示されることが多いのに較べ、保証金は償却と組み合わせて示されることが多いということです。償却は部屋を出る時に保証金から差し引かれるもので、家賃の不払いや損害の有無とは関係ありません。

間取り
【DK・LDK】
LDKとは、リビングルーム(居間)とダイニングキッチンがついている間取りのこと。DKとは、LDKからリビングルームをとった間取りのこと。けれども、LDKの方がDKより広いとは限りません。DKとLDKの区別の基準は特にありません。同程度の広さでも、DKと示されたり、LDKと表示されたりすることもあるからです。一般的に8畳以上をLDK、8畳未満をDKと呼ぶ場合が多いようです。
【畳数】
同じように和室の表示でも、タタミの大きさによって広さが違ってきます。タタミは京間(191cm×95.5cm)、中京間(182cm×91cm)、江戸間(176cm×88cm)の3種類があります。最近では、江戸間が公団住宅や賃貸の一般住宅でも使われています。
【住宅専有面積】
というところで、前述の2つの大まかなイメージを知っておき、専有面積で実質的な広さを知るのがよい方法です。この専有面積とはバルコニーや専用庭を除いた広さのことで、キッチン、ユニットバス、玄関などの占める部分は専有面積の対象となります。

マンション・アパート・ハイツ・コーポ
マンションとは、中高層の鉄筋コンクリート造の集合住宅のことをいうのが一般的です。また、アパートとは木造モルタル塗装のものを、ハイツはプレハブ建築の2階建共同住宅を、そして、コーポは軽量鉄骨造の2階建共同をいうように、おおまかに構造上の違いで呼ばれていることが多いようです。